2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

黒田寛一の哲学をわがものに その3の3

Ⅲ 1951年に執筆し、1960年に『プロタリア的人間の論理』として発刊されたこの論文と、一体どれほど人たちが主体的に格闘したのであろうか。革命的自覚において定立する「自由の王国」、そのイデーについて、内から衝き動かすもの、原動力、理性的目的につい…

黒田寛一の哲学をわがものに その3の2

Ⅱ『プロレタリア的人間の論理』について 階級社会においては、生産的実践が歴史的に独自の形態に疎外される。このことは、マルクス主義者においては常識のことである。そして、生産的実践の歴史的に独自な疎外に関連し対応して、社会的実践もまた、政治的・…

黒田寛一の哲学をわがものに その3

Ⅰ 「プロタリアの階級的自己組織化」について 1 プロタリアの階級的自覚を促すことを投げ捨てた革マル派 私は、かつて、組合員に階級的自覚を促し組織化するために革マル派官僚どもに対して、イデオロギー闘争を挑んだ。以下に、当時提出した文書から、関係…